院長ご挨拶

開業への思い

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ほぼ半世紀前、私が医師として小児の専門医を目指した原点は、「世界の平和は子供から」という亡き父が残した言葉です。

そして、米国での研鑽を終え帰国したのちにお目にかかり、その後40年にわたり師と仰いだ瀬川昌也先生と出会い、生涯を小児神経科医として生きていくことを決意しました。

 

小児神経学のパイオニアであられた瀬川先生の初心は“小児期に発症した神経・精神疾患を成人、老人まで経過をみて、その病態・病因をニューロン(神経細胞)のレベルで理解し、真の治療法を解明し患者さんに還元していくこと”でした。

「瀬川小児神経学クリニック」はわが国で最初の個人の小児神経学の専門のクリニックでした。それまでは小児神経疾患も小児科の中で診療されておりましたが、瀬川先生は小児神経疾患は独立した専門の診療が必要とお考えになり、お父様の瀬川功博士を継ぐに当たり、代々続いた「瀬川小児科病院」を「瀬川小児神経学クリニック」とされ院長に就任されました。

瀬川先生は41年2か月、初心を貫き一年365日、一日24時間を医学にそのお力と純愛を捧げ続けられました。一人一人の患者さんとそのご家族に対する温かいお心、病気の治療、子供の脳の発達に関してのご指導、学問的には瀬川病の発見、他に多くの小児神経疾患の解明、内外の医師、研究者との交流、共同研究、若手医師の教育などにご尽力されました。

私は「瀬川小児神経学クリニック」の副院長として診療・研究活動を行って参りましたが、この間に医学的にも、人間的にも瀬川先生から多くの事を学ぶことが出来た事は大切な財産であり医師としての礎となっています。

残念ながらその瀬川先生も2014年暮れにご逝去されました。

 

私は熟考の末、父の言葉と瀬川先生のご遺志を胸に「野村芳子小児神経学クリニック」を開院し、一人でも多くの患者さんとそのご家族に寄り添っていくことを決心した次第です。

 

 

院長

野村芳子

 

 

~世界の平和は子供から~

野村芳子小児神経学クリニック

東京都文京区湯島1丁目2番地13号 御茶ノ水明神ビル 3階

電話:03-3258-5563

FAX:03-3258-5565